『いつもよりちょっとステキな自分に、普段よりもっとステキな体験を』 powered by 美遊科 biyu-ka
2009年の肌寒い平日の木曜日、
私は麻布十番へとDJをする為に出かけた。
温まり始めたダンスフロアに更なる熱を注ぐように、
DJブースで多種多様なサウンド・エッセンスを放り込んでゆく私の視線の左上には、
藤枝さんが居た。
サムライのように後ろで束ねたヘアスタイル、少し丈の短いパンツを履いて、
まるで野外イベントからそのまま箱のパーティにやってきたような、
どこか緑や自然を感じる男。
彼はチャーリーパーカーに影響を受けてSAXを吹き始めた。
私にとってのチャーリーは森田童子の歌詞に登場するジャズ。
詩的かつ私的な感覚でしかチャーリーを見ていない者とは違う、
成熟した肉体性をそのフィーリングの中に見出していた。
時は巡り。
クロスオーバー/ハウスミュージック・シーンのアイコンへと導かれた「i-dep」のフロントマンとして、
野外フェスティバルで人気を博したCHARI CHARIの井上薫氏とのユニット「Fusik」として、
音楽シーンを縦横無尽に揺るがす存在として藤枝氏は君臨する。
2009年の6月、鬱鬱とした日本の状況に風穴を開けるかのごとく、
一発の起爆剤を藤枝氏はドロップするらしい。
その名は「エヴォリューション」
豊富なインプロヴィゼーション、卓越したスキルと創造性、ユニークなコネクション、
藤枝氏が持つ一級品の火の玉がサウンドの中で踊り、ユックリとひとつにまとまってゆく姿は、
心地よく洗練された音像として聞く者の心へと届くだろう。
捕われた何かから「FREE」になりたいとき。
遊びたくてウズウズして、車のサンルーフを開け放ちアクセルを踏んだ時。
何処か未知の場所へと発進してゆくシチュエイションへと、
このサウンドを両手に抱えて飛びだとう。
2009年の夏はきっといい季節になるはずだから。
音楽は遂にここまで来た!
EVOLUTION / SINSUKE FUJIEDA GROUP
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SINSUKE FUJIEDA GROUP
2009. 5. 26